Apache Webサーバーのインストール
以下の通りだと、phpが動作しないので、暫定メモとする。
Apacheのインストール
http://www.apache.jp/beginner/#4にインストールの方法が詳しく記載されているので、それを参照するのが一番だと思うが、メモがわりにここにもインストール方法を置いておく。
ソースからインストール
- LinuxだとRPMでインストールしてもいいのだが、せっかくなのでソースからビルドする。まず、http://www.apache.jp/misc/download.htmlからたどって、ソースをダウンロード。2004/1/11現在、最新版はapache2.0のようだが、カレントバージョンというapache_1.3.29.tar.gzをとってくる。http://www.apache.jp/beginner/#4では、OS付属のFTP機能を使っているが、mozillaなどのブラウザを使えば、希望のファイルをダブルクリックすれば拾ってきてくれる。
- そのファイルを、適当な場所に置く。別にどこでもいいので、/usr/local/src/などでもいい。もちろん自分でディレクトリを作ってもかまわない。で、このファイルはtarという形式でアーカイブになっているので、ここで解凍する。
- まず、ターミナルを立ち上げて、先ほどのファイルを確認する。lsコマンドですね。
[root@fmv /]$cd /usr/local/src/ [root@fmv src]$ls apache_1.3.29.tar.gz
- ついでに、スイッチユーザーをしておく。rootユーザーになる。
[root@fmv src]$su password:
- suを実行すると、パスワードを聞いてくるので、rootのパスワードを入力。これでインストールの準備が整った。さっそく、解凍してみる。
[root@fmv src]# gunzip apache_1.3.29.tar.gz (ZIPファイルを解凍) [root@fmv src]# tar xvf apache_1.3.29.tar (tarアーカイブを展開)
- これで解凍できた。ためしにlsしてみると、/usr/local/srcの中にapache_1.3.29というディレクトリができて、中にファイルが多数はいっているはず。いよいよコンパイル作業に移る。
[root@fmv src]#cd ./apache_1.3.29 ディレクトリを移動。以後はこのディレクトリで作業。 [root@fmv apache_1.3.29]#./configure コンパイルの設定をする。 [root@fmv apache_1.3.29]#make ソースコードからコンパイルする。 [root@fmv apache_1.3.29]#make install インストール。
- これだけでは、3行だが、実際にはコンピュータの作業が画面に表示され、多少時間がかかる。エラーがでることもあるが、そうなったら原因追及より、すっぱりあきらめてRPMでインストールするのが一番か。。。
起動と終了
- apacheの本体は、/usr/local/apacheの中にある。設定ファイルは/usr/local/apache/conf/httpd.confだが、とりあえずこのままでも動く。
- 起動と終了は/usr/local/apache/bin/apachectlで行う。
[root@fmv apache_1.3.29]#cd /usr/local/apache/bin [root@fmv bin]#./apachectl start 起動 [root@fmv bin]#./apachectl stop 終了
- 起動したら、ブラウザを立ち上げて、http://localhost/にアクセスする。apacheのページが現れればOKです。ちなみに、/home/httpd/html/内に文書を置いて、そこを表示させたいときは設定ファイルを書き換えればよい。viというエディタを使えば、
vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf
で、DocumentRoot? の部分を書き換え設定する。
DocumentRoot "/home/httpd/html/"
ディレクトリィディレクティブも書き換えたほうがいいか。<Directory "/home/httpd/html/"> ここを書き換える # # </Directory>
ユーザーのホームページを表示させるには
- 他のコンピュータから見たときにhttp://******/~userのように、Linuxユーザーのホームページを表示させるには、次のようにする。
[user@fmv home]$cd /home/user ユーザーのホームディレクトリの下に、 [user@fmv user]$mkdir public_html 新たにpublic_htmlというディレクトリを作る。 [user@fmv user]$chmod 701 ./public_html パーミッションの変更。 [user@fmv user]$cd ../ [user@fmv home]$chmod 701 ./user ユーザーのホームディレクトリもパーミッションを変更しておく。
- ここで作ったpublic_htmlの中に希望のhtmlファイルを置いておけば、http://******/~userでアクセスできまる。403エラーが出るときは、も一度パーミッションを見直してみる。これでウェブサイト管理者になれるかも知れない。(笑)